家底の防災グッズに入れておきたい食品
防災グッズ用の食品というと、即座にカンパンと思う方も多いかもしれません。
もちろんカンパンも非常食として役に立つのですが、それだけで良いのでしょうか?
避難生活は、時に数日間以上に及びます。
たとえば三日間カンパンだけしか食べられない生活って耐えられますか?
僕はちょっと耐えられそうもありません。
防災グッズにはカンパン以外の食品も入れておきましょう。
今回は、具体的にどんな食品を防災グッズに入れておけば良いのか考えてみましょう。
日本人ならご飯を食べないと元気が出ません。
しかし、災害時はどうしてもご飯を炊くことが難しいでしょう。
そんなときに役立つのがアルファ米です。
アルファ米とはお米を炊きあげた後、乾燥させたもの。
お湯かお水を注ぐだけで、あら不思議、おいしいご飯ができあがります。
最近では白米以外にも五目米やわかめご飯など、様々種類があり、
つらい避難所生活において希望の光になります。
カレーは日本人の国民食。
アルファ米とあわせて常備しておきたい食品です。
本来は温めて食べるものですが、いざとなれば冷たいままでも大丈夫です。
防災グッズに入れておきたい食品の一つですね。
お菓子だけで生き残るのはキツイですが、保存がきく物も多いですし甘い物は心を落ち着かせます。
また避難所で子供がぐずがった時にも役立ちます。
チョコレートなどは溶けてしまうのでおすすめしませんが、
クッキーやおせんべいなどは入れておいた方が良いでしょう。
万が一生き別れになった時のために、お子様の防災グッズにも入れておきたい食品です。
カンパンだけではつらいとは申しましたが、 やはり長年非常食の代表の座にあるだけあり役に立ちます。
カンパンのカンの中には同時に角砂糖も入っていますが、
いざというとき炭水化物と糖分はとても大切です。
人間が生きていく上でもっと必要な物が入っている食品なのです。
最近ではパンの缶詰なども売っています。
ご飯よりもパンが好きという人も安心ですね。
ご飯だけではそのうち飽きてしまいますから、パンも防災グッズに入れておきましょう。
缶詰は保存がききますし、食卓を彩ります。
確かに非常時は炭水化物が何よりも大切ですが、 同時に肉や魚などのタンパク質も力になります。
ご飯のおかずにもなりますし、 単独で食べてもおいしいですから是非用意しておきたい食品です。
実は避難所で一番摂取しにくい栄養源は野菜です。
炭水化物は多くの人がなにかしら持っていますし、
状況が落ち着けばおにぎりなども配られます。
タンパク質も缶詰などでとれるでしょう。
しかし、野菜は腐りやすく避難所で手に入れるのが難しいのです。
数日間なら野菜を食べなくても死ぬことはありませんが、 やはり栄養バランスも考えたいところ。
そんなわけで野菜のたっぷり入ったシチューの缶詰を持っておくと良いでしょう。
実は食べ物は二、三日無くても死にはしません。
しかし水分は二日も摂取しないと命に関わります。
ペットボトル飲料の水かお茶を必ず常備しておきましょう。
水分さえとっておけばそうそう死ぬことはありません。
赤ちゃんがいるなら粉ミルクは必須です。
普段は母乳で育てていても、非常時にはお母さんも精神的に追い詰められたりして、搾乳できなくなるかもしれません。
火が無い場合のお水の温め方ですが、哺乳瓶に使い捨てカイロを巻けば何とかなります。
いかがだったでしょうか?
非常時でも……いえ、非常時だからこそ食事はとても重要です。
防災グッズに食品をちゃんと入れて、いざというときに体力不足にならないようにしましょう。